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地形学教育研究分野

教員

宮内 崇裕(教授) 活構造に由来する変動地形の形成過程と活断層の進化過程に関する研究

研究・教育内容

自然の営みや人々の暮らしを支える山々、丘陵、平野、河川、海岸、そして海底。自然と人との接点でもある大地を様々な側面で有効に活用し、未来に確実に受け継いでゆく努力が現代の人類には求められています。

そのためには大地のプロフィール(地形)や生い立ち(地形・地質の形成史)に関する正しい理解と、正確な未来変化予測が欠かせません。また、地形変化をつかさどってきた地球内部および外部のシステムに関する知識も、グローバルおよびローカルな地球環境の視点から必要です。

私たちは地球上(時には地球外も!)のあらゆる場所を対象に、地形がいつ、どのようにして作られ、また将来どのように変化してゆくのかを調べ続けています。それを取りまいてきた古環境の復元や、現在の環境の実態解明にも取り組んでいます。

 研究に必要なデータを野外調査や室内実験、数値計算など多様かつ高度な手段によって取得しており、そのために不可欠な地形図・空中写真の判読、地理情報処理、火山灰・土壌分析、測量、野外生活などの基礎技術の教育にも力を注いでいます。地形を軸に、地球環境や地域の自然特性を広く、客観的に理解することのできる人材の育成をめざしています。

 

カシミール3D

群馬県西部から長野県北部の50 m間隔の格子点標高データ(国土地理院発行)をインターネット上で無償公開されているソフトウェア(カシミール3D)で可視化した画像。いずれも火山なのに、榛名山と浅間山で地形が異なるのはなぜでしょうか?地表の様々な"しわ"や"ひだ"の様子にも注目して下さい。

 

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