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中西 正男



理学研究院 地球科学研究部門

理学部地球科学科 地球物理学教育研究分野

トピックス

・巨大海台

  1. シャツキーライズの発達過程
    日本列島東方沖の北西太平洋に存在するシャツキーライズの形成過程直前におこった太平洋プレートのプレート境界再配列を明らかにしました。(Nakanishi et al., doi:10.1130/2015.2511(05) , 2015)

  2. マニヒキ海台のテクトニクス
    中部太平洋のマニヒキ海台に存在するデンジャー島トラフのテクトニクスを明らかにしました。(Nakanishi et al., doi:10.1130/2015.2511(11), 2015)

  3. オントンジャワ海台における火成活動
    西太平洋赤道付近のオントンジャワ海台における火成活動に関して新たな知見を得ました。(Shimizu, et al., doi:10.1130/2015.2511(13), 2015; Tejada et al., doi:10.1130/2015.2511(14), 2015)

・海溝付近の活構造

  1. 沈み込む海洋プレートで発達する断層地形
    日本列島の東にある海溝(千島海溝・日本海溝・伊豆小笠原海溝)で沈み込んでいる太平洋プレート上に発達している活構造である断層地形の記載をおこないました。その結果を基に断層地形が発達する方向を決める要因を明らかにしました。(Nakanishi, M., doi 10.1007/978-90-481-8885-7_1, 2011.)

  2. 世界最深地点(チャレンジャー海淵)の海底地形的特徴
    マリアナ海溝南西端に存在する、世界最深点である、チャレンジャー海淵とその周辺の活構造である断層地形の特徴を明らかにしました。また、世界最深点の場所の再検討もおこないました。 (Nakanishi, M., and J. Hashimoto, doi10.1007/s11001-011-9134-0, 2011.)

・中央海嶺

  1. アデン湾の中央海嶺に関する研究
    ラビア半島とアフリカ大陸の間にあるアデン湾の中央海嶺の地形的特徴と海底形成過程を明らかにしました。

研究内容

海洋性プレート・海洋地殻の形成過程と発達過程に関する研究を行っています。特に、プチスポットから巨大海台まで、様々スケールの火成活動に着目しています。海底地形・地磁気・重力など地球物理学データを取得するために研究航海に参加しています。海外の研究者との共同研究も積極的に行っています。主な研究対象海域は太平洋とインド洋です。具体的な研究内容は下記のとおりです。

1.西太平洋

1-1. 中生代における太平洋プレートで起こった様々な出来事に関する研究
マニヒキ海台の形成過程 オントンジャワ海台の形成過程 シャツキーライズの形成過程 納沙布断裂帯の発達過程

1-2. 西太平洋の海溝海側斜面の活構造、断層地形に関する研究
日本海溝、房総海溝三重点 中部マリアナ海溝、チャレンジャー海淵(南部マリアナ海溝)

1-3. プチスポットの形成過程に関する研究

2.インド洋

2-1.アデン湾の中央海嶺の活動史

2-2.ロドリゲス海嶺三重点の活動史

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