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宮内 崇裕

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理学研究院 地球科学研究部門

理学部地球科学科 地形学教育研究分野

トピックス

  • 2011年7月 第18回国際第四紀学会(INQUA,ベルン大会)にて「Offshore fault modeling using late Quaternary marine terrace records in the crustal shortening zone of Northeast Japan back-arc」を発表.
  • 2011年11月25-26日, 2011年度日本活断層学会秋季大会を千葉大学にて開催し,公開シンポジウム「2011 年東北地方太平洋沖地震に伴う内陸活断層の挙動と地震活動・地殻変動」を主催。
  • 2012年3月,「ニュージーランド南島の地震性地殻変動調査」

研究内容

 地球表面はシームレスな地形の集合体です。その形は様々ですが,だれかがその形を生み出すように働きかけてきた結果ですし, また今後も変化しつづける性質をもっています。地形を作り出す作用力は,大きく分け3つあり,地球内部からのエネルギーに由来する作用力, 地球外部からのエネルギーに由来する作用力,そして人間や生物の活動による作用力です。とくに地球内部からのエネルギーに由来する作用力は, プレート運動,地震活動,火山活動を生み出し,それに伴う地形の起伏を地表に作ります。このようにして生まれた地形に記録された地震の化石 (活断層変位地形や海岸の隆起地形など)を発見し,内陸直下型大地震や海溝型巨大地震の歴史を紐解くことで,将来の大地震予測に役立とうとする研究を行っています。 研究地域は,東北日本弧,伊豆弧衝突境界,ニュージーランド,インドなどの広い範囲に及んでいます。

  • 研究論文はこちら
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    佐渡島大佐渡の外海府海岸で見つけた,地震性隆起を示唆する離水海岸地形(ノッチ)と潮間帯に生息していた離水ヤッコカンザシ化石(白い部分)。

    担当授業

    普遍教育(教養科目)

    • 地域の地学的背景を知る
    • 地球科学入門 B
    • 基礎地学実験 A

    専門教育

    • 地表動態学概論 2
    • 地形学 ⅠI
    • 地形学実験 I
    • 地形学実験 II
    • 地球科学演習
    • 卒業研究

    大学院教育

    • 地表動態学特論 2
    • 地形学 V
    • 特別演習 I
    • 特別研究 I
    • 特別演習 II
    • 特別研究 II

    所属学会

    • 米国地球物理学連合(American Geophysical Union)
    • 国際第四紀学会(INQUA)
    • 日本活断層学会(理事)
    • 日本地震学会
    • 第四紀学会
    • 東京地学協会
    • 日本地理学会

    その他

    • 2008年日本第四紀学会奨励賞(副田・宮内(2007)論文に副田宜男君受賞)
    • 2009年12月16日 毎日新聞朝刊(全国版)社会面記事(28ページ)「下北沖に新活断層か」,原発関連施設の集まる下北半島沖合に変動地形の解析から尻屋崎沖に海底活断層の存在とそこからM7クラスの大地震発生の可能性を指摘,耐震設計上考慮すべき活断層であるとのコメント記事。
    • 2010年1月3日スカパー「サイエンスチャネル:偉人たちの夢」に出演(JST科学技術振興機構作成),自然地理学の基礎を築いたといわれるアレクサンダー・フォン・フンボルトに関連する最先端研究を紹介。 以下のサイトでも閲覧可能。

      サイエンスチャンネルのサイトへ

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