戸丸 仁
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理学研究院 地球科学研究部門 理学部地球科学科 生物地球化学分野 |
トピックス
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メタンハイドレートの生成・分解の素過程、地球環境の変化にどのように応答するのかを解明するため、日本海や南海トラフで行われている海洋調査で採取した堆積物、間隙水の化学分析を行っています。
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水を介して物質がどのように、どのくらいのスケールで移動しているのかを解明するため、青森・秋田・新潟・千葉の間隙水、地下水、温泉水などの化学分析、特に放射性ヨウ素同位体(129I)による年代測定を行っています。
研究内容
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日本周辺の海底にはメタンを大量に含んだ氷状の物質、メタンハイドレートが広く存在しており、近年天然ガス資源として注目されています。また、メタンハイドレートは温度や圧力などの海洋環境の変化に応じて生成・分解を他の地質現象よりも圧倒的に短い時間で繰り返しうるという特徴があります。資源としての開発可能性だけでなく、過去の海洋環境の変化にどのように応答してきたのか、現在・未来にはどのように変化しうるのかを地質学的、地球化学的に解明します。
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日本のような沈み込み帯では物質の移動と濃集に水の存在は欠かせません。物質(水)がどのくらいの時間をかけてどのような経路を移動するのかを解明するためのツールとして、水に溶存する放射性ヨウ素同位体(129I)を用いた年代測定法の幅広い地球科学分野への応用に取り組んでいます。
担当授業
普遍教育(教養科目)
- 地学基礎実験 B
専門教育
- 地球科学基礎セミナー
- 表層環境化学–1, 2
- 地質学野外実験 Ⅱ
- 雪氷学実験
- 地球化学実験
- 生物地球化学実験
- 地球科学演習
- 卒業研究
大学院教育
- 生物地球化学 IV
- 生物地球化学 V
- 特別演習 Ⅰ
- 特別研究 Ⅰ
- 特別演習 ⅠI
- 特別研究 ⅠI
所属学会
- 日本地質学会
- 日本堆積学会
- 東京地学協会
- 日本地球化学会
- ヨウ素学会
- American Geophysical Union