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樋口 篤志



環境リモートセンシング研究センター

理学部地球科学科 大気・水循環教育研究分野

トピックス

2007年度から「地球気候系の診断に関わるバーチャルラボラトリー(通称VL)」に深く関与しています.我々のミッションとして全球の静止気象衛星データの収集,処理,高度化および公開があり,3年がかりでようやく10年以上のデータの蓄積およびデータ公開のメドがたってきました.これからこれらの膨大なデータを用いた診断解析を行う段階に入ります.興味のあるかたは是非ご相談下さい (千葉大環境リモセンセンター VL のwebsite)

モンスーンアジア気候のより深い理解のため,モンスーンアジア水文気候研究計画 MAHASRI (Monsoon Asian Hydro-Atmosphere Scientific Research and Prediction Initiative) にも深く関与しています(http://mahasri.cr.chiba-u.ac.jp/wiki/index.php/Main_Pageを参照) .アジア各国の気象・水文観測プロジェクトの集合体である AMY (アジアモンスーン観測年)でも観測成果(特に観測データを如何に有効に活用するか)の利用についていろいろと活動しています.

研究内容

  1. 衛星データの複合利用(衛星気候学の創成):

    地球観測衛星による環境モニタリングも長いものでは30年を越え,近年10年では多種多様の衛星・センサーが運用されている.最近ではこれらのデータを複合利用することで,地球の様々な“顔”を見出すことを研究室のテーマとして掲げています.複合利用をメインとしているため,大量の衛星データ処理が必要となります.そのため,衛星データアーカイブ,大量データ処理に関するスキルが求められます.

  2. 大気陸面相互作用(大陸スケール~観測サイト):

    1. の中で特に大気陸面相互作用に関する研究に興味があります.スケールはglobal~地上観測まで扱います.最近は観測に行っていませんが,過去参加した観測プロジェクトのデータ解析を行っています.

  3. 次世代衛星打ち上げに対してのエンドース:

    目的に特化した衛星データをあえて別目的で使用することを試みたり,地味ながら長期で検証データ取得(筑波大TERCで分光放射計による定点連続観測を継続しています)を行い,新たな指標の模索等を行っています.

とにかく楽しんで研究を進めることをモットーとしています.また,できるだけ学生さんが自由な発想で研究ができるような環境作りを心がけています.

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  • 担当授業

    普遍教育(教養科目)

    • 地球環境とリモートセンシング A

    専門教育

    • 環境リモートセンシング概論 2
    • 大気リモートセンシング 1
    • 地球科学演習
    • 卒業研究

    大学院教育

    • 地球表層観測学

    所属学会

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