澤井 みち代
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理学研究院 地球科学研究部門 理学部地球科学科 地殻構造学教育研究分野 |
トピックス
・沈み込み帯や内陸活断層に実際に存在する物質を用いて、地震発生域の条件を再現した摩擦・変形実験に取り組むことで、断層の性質を明らかにしています。 ・地熱エネルギーの未来と地熱開発・運用が抱える問題に対して物質学的視点から取り組むべく、室内での注水実験をおこなっています。
研究内容
・地震の発生メカニズムを明らかにすることを目標に、摩擦・変形実験を軸に野外調査などとも連携させながら"断層と地震"に関する研究をおこなっています。 沈み込み帯で発生する地震には「水」が深く関与していると指摘されており、現在は特に、水が地震波を伴わないゆっくりとしたすべり(スロー地震)から、津波を引き起こすような巨大地震にまでどう関与するのか、そのメカニズムに興味を持っています。 ・世界有数の地熱資源国である日本では、地熱発電が再生可能エネルギーの一つとして注目されています。しかし、そのポテンシャルの高さにも関わらず、地熱開発・運用の抱える問題点から現在の地熱エネルギーの利用発電量は、日本全体の消費電力の約0.2%となっています。私たちの研究室では、これまで築いてきた岩石実験のノウハウをこの分野に応用していくことで、種々の問題に対してアプローチできないかと研究を始めています。
担当授業
普遍教育
- 地学基礎実験A
- 地学基礎実験D
専門教育
- 地球ダイナミクス概論 2
- 地球科学基礎演習1
- 地殻構造学 Ⅰ -1, 2
- 地殻構造学I演習
- 地質学野外実験 Ⅱ
- 地球科学演習
- 卒業研究
大学院教育
- 地殻構造学 V
- 特別演習 Ⅰ
- 特別研究 Ⅰ
所属学会
- 日本地質学会
- 日本地震学会
- American Geophysical Union