石村 大輔
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理学研究院 地球科学研究部門 理学部地球科学科 層序学教育研究分野 |
トピックス
- 1)段丘地形を用いた長期間の地殻変動 研究対象:東北地方太平洋岸・能登半島の海成段丘,房総半島の海成・河成段丘
- 2)津波履歴の解明 研究対象:東北地方太平洋岸,フィリピン沿岸に分布するイベント堆積物
- 3)近年発生した内陸(活断層型)地震に伴う変動地形学的・古地震学的研究 研究対象:2014年長野県北部の地震,2016年熊本地震,2024年能登半島地震
- 4)画像解析に基づく粒子の形状に着目した堆積物の給源・運搬・堆積過程の推定 研究対象:河川・海浜堆積物,津波堆積物,漂流軽石,福徳岡ノ場2021年噴火,ヒスイ
現在進行中の研究は以下の通りです。
研究内容
第四紀後期に発生した過去の現象(地震,津波,火山噴火など)の歴史(時期,頻度,規模)を明らかにし,そのメカニズム解明と将来予測に資する研究を目的としています.また,それら低頻度の現象が生じた際には,現地調査を実施しています.このような現地調査結果を,過去の現象を読み取るためのモダンアナログとして活用できればと考えています.このような現象に関する情報を保存する地形や地層がどのように形成・保存されてきたのかを明らかにすることも重要だと考えています。
地形情報(地形図,空中写真,数値標高モデル)に基づく地形判読,現地調査(露頭調査,種々の掘削調査),室内分析(テフラ分析,粒度分析,画像解析),を基本的な研究の流れとし,研究対象に適したアプローチを実施し,上記テーマに取り組んでいます。
担当授業
専門教育
- 地球科学基礎セミナー
- 地学基礎実験A
- 地形学Ⅰ
所属学会
- 日本地球惑星科学連合
- 日本地理学会
- 日本地震学会
- 東京地学協会
- 日本第四紀学会
- 日本活断層学会