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地学基礎実験A

概要:2回の野外実習(千葉県鴨川市と神奈川県三崎市)を通じ、堆積岩、火成岩、変成岩を観察・スケッチを行い、成因の異なる岩石の特徴を学ぶ。また、プレート収束域を特徴づける地形を観察する。野外実習は、4、5月中に日帰りで2回実施する。

目的・目標:この講義は、地球・資源と環境に関する科学技術の基礎的な知識を身につけることを目的とする(JABEEの学習目標(C)に相当する)。目標は、露頭観察を通じて、(1)海底で堆積した堆積岩、火成岩および超塩基性岩を含む変成岩類の違いを学ぶ、(2)プレート収束域を特徴づける地震隆起地形の特徴を学ぶ、(3)観察事実を記載しレポートとしてまとめる手順と体裁を学ぶ。

4月19日 神奈川県三崎市

写真1
露頭の説明を聞く一年生。足下の地層は三浦層群三崎層。

写真2
熱心に観察をする様子。

写真3
三崎層に見られる火炎構造。

5月24日 千葉県鴨川市

写真4
安房鴨川の海岸で見られる枕状溶岩。5000万年前に深海底で噴出したとされている。

写真5
観察の様子。”枕状溶岩ってどうなっているんだ?”

写真6
魚見塚展望台から嶺岡山地と鴨川平野をみる。深海底玄武岩やマントルから上昇してきた蛇紋岩が山地をつくっている。地滑り発生が多い。

地殻構造学実験Ⅰ

この実験では、三浦半島の先端にある城ヶ島で褶曲した地層の走向・傾斜データや、地層を変位させている断層の変位量決定に必要なデータを取得し、実験室で褶曲軸を決定して地質断面図を描いたり、断層の変位量を求めたりする作業を行っています。写真は城ヶ島で地層の走向・傾斜を測定している様子です。

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