(1)シャツキーライズの新たな形成過程モデル
シャツキーライズの新たな形成過程モデルに関する論文がNature Geoscienceに出版されました。
Sager et al. Oceanic plateau formation by seafloor spreading implied by Tamu Massif magnetic anomalies, Nature Geoscience (2019). DOI: 10.1038/s41561-019-0390-y
(2)書籍「海洋底地球科学」を出版いたしました。
中西正男, 沖野郷子, 海洋底地球科学, 東京大学出版会, 320頁, 2016.
(3)シャツキーライズの発達過程
日本列島東方沖の北西太平洋に存在するシャツキーライズの形成過程直前におこった太平洋プレートのプレート境界再配列を明らかにしました。
(Nakanishi, M. et al., doi:10.1130/2015.2511(05), 2015.)
(4)マニヒキ海台のテクトニクス
中部太平洋のマニヒキ海台に存在するデンジャー島トラフのテクトニクスを明らかにしました。
(Nakanishi, M. et al., doi:10.1130/2015.2511(11), 2015.)
(5)沈み込む海洋プレートで発達する断層地形
日本列島の東にある海溝(千島海溝・日本海溝・伊豆小笠原海溝)で沈み込んでいる太平洋プレート上に発達している断層地形の記載をおこないました。その結果を基に断層地形が発達する方向を決める要因を明らかにしました。
(Nakanishi, M., doi 10.1007/978-90-481-8885-7_1, 2011.)
(6)世界最深地点(チャレンジャー海淵)の海底地形的特徴
マリアナ海溝南西端に存在する、世界最深点である、チャレンジャー海淵とその周辺の海底地形の特徴を明らかにしました。また、世界最深点の場所の再検討もおこないました。
(Nakanishi, M., and J. Hashimoto, doi 10.1007/s11001-011-9134-0, 2011.)